おじいちゃん、おばあちゃんの長寿を祝い、感謝の気持ちを贈る敬老の日の贈り物ですが、年代が離れた年上の方へのプレゼントですので、お品選びに悩む方も多いのではないでしょうか。
今回は、実際に昨年の敬老の日にプレゼントをもらったおじいちゃん、おばあちゃんたちにお聞きしてわかった、もらってうれしかったものランキングや、「誰からもらった?」「それぞれいくらぐらいのものをもらっているの?」など、さまざまなアンケート結果をランキングでご紹介します。
※昨年、敬老の日にプレゼントをもらった男女400名にインターネット調査。
おじいちゃんに聞きました! もらってうれしい敬老の日ギフトランキング
おじいちゃんがもらってうれしかった敬老の日のプレゼントランキングのベスト3は、2016年のランキングと同じ順位になりました。
1位「お酒」、2位「洋服や装飾品」、3位「商品券・ビール券などの金券」がうれしかったというおじいちゃんが、2年連続で5割を超えていることから、この3つがおじいちゃんに贈って喜んでもらえる敬老の日の定番ギフトだといえそうです。
ベスト3を詳しく見てみると、2016年に比べて3位の「商品券・ビール券などの金券」が2%下がって、1位の「お酒」が4%、2位の「洋服や装飾品」が2%アップしています。
このことから推測すると金券的なものもうれしいけれど、やっぱり自分のために選んでくれたものがうれしいと思う方が増えているのかもしれません。
おばあちゃんに聞きました! もらってうれしい敬老の日ギフトランキング
おばあちゃんがもらってうれしかった敬老の日のプレゼントも、おじいちゃんのランキング同様、ベスト3は2016年と変わらず同じ順位という結果になりました。
注目したいのは、2016年同様2位になった「その他」。おばあちゃんたちに回答いただく選択肢として、このベスト5以外に「スイーツ以外のグルメ」や「健康グッズ」、「食事券」など全13の項目がありましたが、それ以外のものがうれしいという方が、8人に1人いらっしゃったことになります。
そこで、この「その他」とお答えいただいた方がうれしかったものについてのフリーアンサーのお答えを見てみると、2016年も2017年も多かったのは、「孫からの絵や手紙」という声でした。
これはお孫さんがいらっしゃる方のご意見だと思いますが、やはり贈り物に心がこもった一言が添えられていると、手にしたときのおばあちゃんの喜びもひとしおなのではないでしょうか。
今年の敬老の日は、アイテム選びはもちろんですが、メッセージカードにもちょっとこだわってみてはいかがでしょうか?
敬老の日のプレゼントは、誰からもらっているの?
お子さまから95.3%
お子さまの配偶者から63%
お孫さんから47.5%
家族・親せき以外の方から30%
※複数回答
敬老の日のプレゼントを誰からもらっているかをお聞きしたところ、やはり「お子さま」や「お子さまの配偶者」「お孫さん」など、ご家族やご親せきからという方が多数でした。
一方、「家族や親せき以外の方」から敬老の日のプレゼントをもらっている方も3割いらっしゃいました。
家族や親せきはもちろんですが、近所のおじいちゃん、おばあちゃんなど、お世話になったご年配の方々に感謝の気持ちを伝える機会は、普段はなかなかないものですが、敬老の日なら、さりげなく感謝の気持ちを伝えられるはず。この素敵な日を活用してみてはいかがでしょうか?
おじいちゃん&おばあちゃんが喜ぶポイントは!?
おじいちゃん、おばあちゃんたちに、「どんなプレゼントがうれしいのか?」をお聞きしたところ、次のような結果になりました。
おじいちゃんがうれしいのは、こんなプレゼント!
1位 食べなれている好きな食べ物・飲み物37.5%
2位 健康を気づかったもの15.5%
3位 記念にのこるもの14%
4位 日常品より高級な食べ物・飲み物11%
5位 暮らしの中で役立つもの10.5%
※複数回答
おばあちゃんがうれしいのは、こんなプレゼント!
1位 食べなれている好きな食べ物・飲み物31.5%
2位 暮らしの中で役立つもの16%
3位 その他14.5%
4位 日常品より高級な食べ物・飲み物14%
5位 健康を気づかったもの12.5%
※複数回答
ここで注目したいのは、おじいちゃんランキング、おばあちゃんランキングそれぞれの1位と4位。
同じ食べ物や飲み物をもらうのでも、高級なものより、普段から好んで食べているもの・飲んでいるものをもらった方がうれしい、ということがわかりました。
1位と4位以外の順位を見てみると、おじいちゃんたちには「健康を気づかったもの」や「記念にのこるもの」、おばあちゃんたちには「暮らしの中で役立つもの」が人気だという結果になりました。
また、もらったプレゼントをうれしいと感じた理由をお聞きしたところ、「もらったら何でもうれしい」「気持ちがうれしい」という声が多く聞かれました。
それぞれ好みはあるものの「敬老の日を祝ってプレゼントを贈ってくれること自体が何よりうれしい」というのがおじいちゃん、おばあちゃんの本音のようです。
次に多かったのは、「気持ちがこもっていたからうれしかった」「欲しかったものをもらったからうれしかった」「好きなもの・よく使うものだったからうれしかった」という声です。
おじいちゃん、おばあちゃんの普段の生活や好み、人柄を思い返して贈り物を選ぶことが、喜んでいただけるギフト選びのポイントだといえるでしょう。
いくらぐらいのプレゼントをあげたらいいの? 敬老の日のプレゼントの相場を調査!
最後に、「誰からいくらぐらいのものをもらったか?」をお伺いした、敬老の日のプレゼントの相場についてご紹介します。
「どんなものでもうれしい」というのがおじいちゃん、おばあちゃんの本音であっても、プレゼントが安すぎたり、高すぎたりすることで、逆に気を遣わせたり、心配させたりすることにもつながってしまいます。大体の相場も把握して、おじいちゃん、おばあちゃんに素直に喜んでいただけるプレゼント選びにお役立てください。
調査実施:ギフト総合研究所