迷ったらコレ！ もらってうれしい大学卒業祝いランキング

大学卒業祝い、もらってうれしいのはコレ！

2位に15％以上の差をつけて1位にランクインしたのは「現金」。欲しかった物を買ったり、卒業旅行の資金にしたり、貯蓄したりと、オールマイティーに使うことができる現金が、大学卒業祝いの人気No.1ギフトになっています。

2位、3位に入ったのは、大学卒業祝いの定番として知られる「財布や腕時計」と「筆記用具」。人生の節目となる大学の卒業祝いですので、ずっと使ってもらえる、確かな品質のアイテムを贈りたいものです。

4位、5位は「スーツなどのビジネスファッション」と「名刺入れなどのビジネスグッズ」。就職のお祝いも兼ねて贈るビジネスに関するアイテムも喜ばれているようです。ただし、就職事情が厳しいといわれる昨今ですので、贈る際にはお相手の就職が決まっているかどうかを確かめる必要がありそうです。

「もらってうれしかったランキング」は上記のような結果になりましたが、では、大学の卒業祝いに実際によく選ばれているのは、どのようなものなのでしょうか？
「もらったことがある大学卒業祝い」についてもお聞きしました。

「もらったことがある大学卒業祝いランキング」も1位の「現金」から5位の「名刺入れなどのビジネスグッズ」まで、「もらってうれしかった大学卒業祝い」と全て同じ順位になったことから、みなさんが贈っている大学卒業祝いが、卒業生たちが欲しいものと一致しているということがわかりました。
贈る相手のタイプや、あなたとの関係によって一考されるのもよいですが、迷ったときには、これらのなかから選ぶことで、外さない贈り物選びができるといえそうです。

どちらのランキングでも「現金」が1位になっていることからも、次に気になるのはお祝いの相場です。大学卒業祝いの相場について、贈る人別＆地域別の傾向についても見てみましょう。

地域別でも比較！ 誰からいくらのお祝いをもらった！？

気になる大学卒業祝いの相場について、誰からいくらくらいのお祝いをもらっているのか調査しました。東日本と西日本での地域別比較についてもご紹介します。
まずは、全国的な傾向から見ていきましょう。

※地域別の定義
東日本：北海道地方、東北地方、関東地方、中部地方（石川県、福井県、岐阜県、静岡県、愛知県を除く）
西日本：中部地方（新潟県、富山県、山梨県、長野県を除く）、関西地方、中国地方、四国地方、九州・沖縄地方
※本集計の地域区分は大学卒業祝いをもらった方がお住まいの地域になります。

友人・知人と比べて親せきの方から大学卒業祝いをもらっている方が多く、親せきのなかでも、特に祖父母や両親からお祝いを受け取っている方が多いという傾向が見えてきました。

相場に関しては、お互いの関係によっても金額が異なってきますので、このあとの項で「贈る人別」に詳しく見ていきますが、約3割と最も多かった「1万円程度」がひとつの目安になりそうです。
では、「祖父母」「両親」「叔父・叔母」「その他の親せき」「友人・知人」に分けて、贈る人別の相場について、地域別の比較も交えながら見ていきましょう。

祖父母からの大学卒業祝いでは「1万円程度」がトレンドとなっていますが、特に東日本では、「10万円程度」と「10万円以上」で約25％を占めることからも、高額なお祝いを渡す傾向があることもうかがえます。
祖父母からもらって印象に残っている大学卒業祝いについては、「現金」という声が大半でしたが「お祝いはいつも現金をもらうことが多いが、祖父母からもらったのがうれしかった」という声も。
「自分の誕生石の宝石をもらった」「祖父行きつけの腕時計専門店で腕時計を買ってもらった」といった声も寄せられ、価値のあるものを贈りたいという祖父母の想いがもらった側に伝わる結果となっているようです。

両親からの大学卒業祝いは、全国、東日本、西日本全てで、1位「1万円程度」、2位「5万円程度」、3位「3万円程度」となり、それぞれ1位2位3位を合わせると6割を超えることから、「1万円～5万円程度」が相場だといえそうです。
印象に残っている物では、「父が大事にしていた腕時計をもらった」「両親から自分の名前入りの仕事用の筆記用具をもらった」「新居の家具一式」という方もありように、ずっと大切に使いたい実用品をもらっている傾向があるようです。

叔父・叔母からの大学卒業祝いの相場でも、全国、東日本、西日本それぞれで「1万円程度」が1位となりました。普段のお付き合いの深さにも左右されると思われますが、「1万円程度」を目安に「5,000円～5万円程度」のお祝いが主流のようです。
印象に残っている贈り物では「おばさんからもらったブランド物のかばん」「おじさんからもらったおしゃれなボールペン」などが挙がりました。

親せきの場合でも、全国、東日本、西日本の全てで「1万円程度」が1位になりました。
それぞれ5割以上を占めている1位から3位までを見ると「5,000円～3万円程度」が相場になっているようです。
印象に残っている物は、「姉からもらったアクセサリー」や「従姉妹からもらった腕時計」など。年齢が近い方から贈る大学卒業祝いでは、現金を贈ることが不自然になるケースも少なくないので、現金よりも品物を贈ることが多いのかもしれません。

最後に、友人・知人について見てみましょう。東日本では、祖父母や親せきと同じく「1万円程度」が1位になっていますが、全国と西日本では「3,000円以下」が1位に。
「知人から花をもらってうれしかった」「後輩から寄せ書きの色紙をもらったのが印象に残っている」「バイト仲間から手紙をもらった」など、金額に関わらず、気持ちが伝わる贈り物が喜ばれているようです。

もらった方々に喜ばれている大学卒業祝いと、贈る人別の相場を参考に、ぜひ思い出に残るギフトを贈ってみてください。

調査実施：ギフト総合研究所